当社グループは、気候変動や環境汚染等を企業として取り組むべき社会課題と認識しています。
そこで、適切な資源利用や省資源・省エネルギーに関する取り組みなど環境に配慮した商品・サービスの提供を通じて、持続可能な社会の実現に貢献します。また、環境法令・規制を遵守し、適切な環境マネジメントを推進します。

中古不動産の利活用を通じた環境負荷軽減

当社グループは、新しい「欲しかった暮らし」の創出に向けて、多様化する顧客ニーズに応えるべく、収益不動産の保有、売買および賃貸事業を主軸とした不動産投資事業に取り組んでいます。特に、本事業では、低利用物件の再生事業と中古区分リノベーションマンション事業に注力しています。中古不動産の利活用は、新築に比べ、魅力的な商品を低価格で提供できるとともに、本来、建築物の解体・建築時に発生する温室効果ガスや廃棄物の排出量削減にも貢献します。

中古区分リノベーションマンション事業

昨今、我が国では、都心部の地価高騰や人々のライフスタイルの変化等により、リノベーション住宅の需要が高まっています。こうしたニーズの高まりを受け、当社グループは、新たな住まいの選択肢として、都市圏を中心に中古区分リノベーションマ ンション事業を展開しています。近年は、首都圏における中古区分物件の買取再販に加え、札幌にて一棟全体をリノベーションした分譲マンションも手掛けています。

中古区分リノベーションマンション事業

コンバージョンによるビル再生「Good Morning Building」

本物件は、「創業期のスタートアップの朝を応援する」をコンセプトに、渋谷2丁目・ 築44年のビルをシェアオフィスとしてコンバージョンしています。数多くのシェアオフィスの企画・運営実績を持つ株式会社ツクルバを招聘し、2~5階をスタートアップ企業専用のオフィスフロアとしています。また、1階はラウンジといった共用施設に加え、民間のコーヒースタンドを誘致 し、入居者同士の交流が生まれやすい設計にしています。

コンバージョンによるビル再生「Good Morning Building」

リノベーションによるホテル再生「ザ・ツーリストホテル葛西」

本物件は、「リーズナブルな宿泊で、観光をより満喫していただく」をコンセプトに、運営テナントが退去していた築36年の既存ホテルを自社ブランドホテルにリノベーションし、運営をしています。立地は、東西線「葛西」駅より徒歩5分、「東京ディズニーランド」まで直行バスで約20分の距離にあります。また、2段ベッド設置の部屋を用意することで、ご家族やご友人同士等、多人数の宿泊者にも対応しています。

リノベーションによるホテル再生「ザ・ツーリストホテル葛西」

自然環境の保全に向けて

当社グループは、不動産事業が豊かな自然の恵みによって支えられている一方、その事業活動が自然に対して一定の負荷をかけていると認識しています。また、不動産は、長い年月にわたり人々の生活を支える存在であるため、商品・サービスに対する環境対策は重要な課題と考えています。そのため、商品の企画・設計から引渡し後の維持管理にいたるまで、環境を意識した住まいづくりを実践するとともに、お客様のエコ活動をサポートする取り組みを推進することで、自然環境の保全を目指します。

商品企画・設計時の環境性能評価

当社グループは、住宅開発にあたり、環境対策を盛り込んだ標準仕様書に基づき、環境に配慮した商品・サービスを提供しています。

管理組合でのエコ活動支援

当社グループは、自社の管理物件において、入居者の皆さまに対しゴミ分別・リサイクルに関するお知らせを掲示板にて発信するとともに、日常生活での省エネ活動をサポートする取り組みを実施しています。また、管理組合や地域の皆さまと協力してエコ活動を実施することで、地域のコミュニティ形成を促進するほか、自然環境の保全に向けた環境意識の醸成を図っています。

生物多様性への配慮

当社グループは、街づくりにおいて、入居者の皆さまや地域の方々の快適性だけでなく、周辺環境や生態系にも配慮した配棟計画および植栽計画を実施しています。

環境配慮技術の活用

当社グループは、多様なお客様のニーズに合ったライフスタイルを提案するとともに、環境や人に優しい住まいづくりを実践しています。主に分譲マンションや戸建住宅に対して、省コスト、省資源および省エネルギーにつながる環境配慮型設備を積極的に導入することで、お客様の経済性と環境保全の両立を目指しています。

保有不動産の環境負荷低減

当社グループは、保有物件において、運用段階の環境負荷を低減させるべく、省エネルギー化に向けた取り組みを推進しています。2021年8月には「フージャース広島大手町ビル(2021年12月竣工予定)」が「DBJ Green Building認証」の2つ星を取得しています。本審査では、周辺環境の充実度や建物の省エネルギー性能等が評価されました。今後もニーズの多様化に対応し、環境・社会への影響に配慮した不動産開発を行っていきます。

※「DBJ Green Building認証」とは、環壊社会への配慮がなされた不動産(主に保有物件)を支援する制度で、2011年4月に株式会社日本政策投資銀行により創設されました。 「建物の環塊性能」「テナント利用者の快適性」「 リスクマネジメント」「 周辺環境・コミュニティヘの配虚」「ステークホルダーとの協働」の5つの視点で総合的に評価し、5段階のランクにて認証します。

  • 優れた「環境・社会への配慮」
    がなされた建物

  • フージャース広島大手町ピル

    フージャース
    広島大手町ビル

環境汚染と健康被害の防止に向けて

当社グループは、不動産事業を通じて、多くの資源や化学物質を使用するとともに、一定の廃棄物を排出しています。また、化学物質の使用は、自然環境や人々の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、適切な方法での利用が不可欠です。そのため、土壌汚染対策や有害物質・廃棄物の適切な管理を通じて、環境汚染と健康被害の防止を目指します。

土壌汚染対策

当社グループは、用地の取得に当たり、過去の利用履歴を調査し、土壌汚染の疑いのある場合は専門家による土壌調査を実施します。また、土壌汚染が確認された場合は、土壌汚染対策法など関係法令に基づき、汚染物質の除去・封じ込めなど適切な処置を行うよう努めています。

アスベスト対策

当社グループは、解体工事に伴い発生する有害化学物質のアスベスト(石綿)について、囲い込みなどの適正措置、もしくは第三者機関による濃度測定や吹き付け状況調査を実施しています。

フロンの適正処理

当社グループは、オゾン層の保護および地球温暖化防止のため、フロン排出抑制法に基づき、特定フロン(CFC、HCFC等)の利用制限、冷媒の回収、各種設備の簡易点検・定期点検を実施し、フロン類の大気中への放出抑制を図っています。また、一部の物件では、空調設備のリニューアルや解体時において、回収した空調機のフロンを適切に処理しています。

建築材料の揮発性有機化合物(VOC)対策

当社グループは、お客さまの健康を維持するため、建築基準法など関係法令に基づき、建物において発生するシックハウス症候群の特定測定物質である5物質(ホルムアルデヒド・トルエン・キシレン・エチルベンゼン・スチレン)を含む資材の使用を制限しています。また、適切な品質管理を通じて、室内環境の安全性を確認しています。

PCB(ポリ塩化ビフェニル)の適正処理

当社グループは、廃棄するPCB入りの電気機器(トランス、コンデンサ、安定器)について、紛失や漏油事故等のリスクを低減するため、専門処理業者による適切な処理を実施しています。

窒素酸化物(NOx)および硫黄酸化物(SOx)対策

当社グループは、排出される大気汚染物質を特定・測定し、適切に管理しています。具体的には、大気汚染防止法に基づき、冷温水発生機やボイラー機器などのばい煙発生設備から排出される窒素酸化物(NOx)および硫黄酸化物(SOx)の濃度を一部の建物で定期的に測定しています。

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