地域共創
COLLABORATIVE REGIONAL DEVELOPMENT
- 全国地方都市における中心市街地の活性化 ~地域とつながる街づくり~
- 東北エリアの復興支援と賑わいの創出
- PFI事業を通じた地域経済社会への貢献
- 人々の健康増進と地域コミュニティの活性化
- 地域資源を活かしたエリア開発と持続的な地域価値の向上
当社グループは、少子高齢化や過疎化に伴う地域経済の衰退に対して、地域ごとの課題に合った商品・サービスの提供と持続的な街づくりによって、地域の活性化を目指しています。変化に対応しながらさまざまな社会課題に向き合い、事業を通じて解決へと導く「ソーシャルデベロッパー®」をめざす企業として、単なる“ハコ”づくりに留まらず、地方自治体や地域コミュニティと連携し、その土地に合った“最適解”を追い求める姿勢を大切にしています。
全国地方都市における中心市街地の活性化 ~地域とつながる街づくり~
当社グループは、少子高齢化や過疎化により衰退しつつある地方都市の活性化に向けて、中心市街地の再開発事業に取り組んでいます。事業の参画にあたっては、強い当事者意識を持って権利者の皆さまと共に、その土地柄に合った都市像を描いていくことが重要と考えています。 これまで全国各地で数多くの再開発事業に参画し、地域コミュニティの再生や賑わいの創出、定住人口の確保等に貢献しています。
岐阜県多治見市「多治見駅南地区第一種市街地再開発事業」
当社グループは、JR中央本線・太多線「多治見」駅周辺を対象とする「多治見駅南地区第一種市街地再開発事業」に2015年参画し、7年後の2022年10月に地上29階建の「ミッドライズタワー多治見」が竣工しました。多治見駅南地区は、従前老朽化した商業ビルや事務所ビル、露天駐車場が多く、駅前としての都市機能が十分に発揮されていませんでした。そのため、本再開発事業では、駅前の顔にふさわしい商業サービスの提供や安全で快適な交通環境・生活環境の形成及び防災・減災機能の向上を図ることで、生活利便性が高く、賑わいのある街を目指しています。

奈良県磯城郡田原本町「田原本駅南地区第一種市街地再開発事業」
「デュオヒルズ田原本町駅前」は、近畿日本鉄道橿原線「田原本駅」から徒歩1分の立地に位置する、地上10階建ての住居・商業・医療福祉等の店舗が入居する複合施設です。本エリアは、奈良県都市計画区域マスタープランにおいて、主要生活拠点と位置付けられ、かねてより駅前広場整備と市街地再開発が計画されていましたが、駅前のロータリーは整備されていたものの、それに面した土地の再開発は進んでいない状況でした。本物件は2024年1月に竣工し、同エリアでは、22年ぶりの新築分譲マンションの供給となります。人口約3万人ほどの町ですが、デザインを工夫し街の風景になじませつつ公共性の高いテナントを誘致することで街の生活環境を整備し、魅力のある住まいづくりに貢献します。

実績例
スクロールできます
北海道 | 東北 | 関東 | 中部 | 近畿 |
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※2025年3月末時点で事業完了または、物件販売中の事業名を記載
東北エリアの復興支援と賑わいの創出
当社グループは、東日本大震災で被災した被災地の再生・復興に向け、各地で市街地再開発事業に参画しています。本事業では、従来のような住宅の提供に留まらず、商業や防災機能の一体的な整備により、平時は地域をつなぐ憩いの場として、有事は災害時の避難所として利用できるようにすることで、住民の皆さまに安心安全な住まいを提供しています。石巻市ではこれまでに3棟、塩竃市では1棟を開発・分譲しており、事業活動を通じた被災地の復興支援と賑わいづくりを推進してきました。
宮城県石巻市エリアにおける取り組み
「石巻テラス」は、震災後の市街地再開発事業の第1号案件として完成した災害対応型物件です。2016年2月に竣工し、共用部にコンビニや学習塾のほか、防災機能を持つテラスと集会所を有しています。本物件は、一般社団法人 全国住宅産業協会主催の第7回優良事業表彰で「優良事業賞」を受賞しています。
「デュオヒルズ石巻立町」は、2016年9月に竣工した石巻エリア2棟目の物件となります。本物件は、石巻の旧家・本家秋田屋所有の庭園を望む立地にあり、店舗・復興公営住宅・社会福祉施設を擁しています。1階は、食品や生活雑貨、カフェの複合店舗「石巻ASATTE」が併設され、地元の特産品の販売や新しい食の発信等を通じて、石巻エリアの復興と賑わいづくりに貢献しました。
「デュオヒルズ石巻マークス」は、地上12階建て、1~2階に商業施設を兼ね備えた石巻市初となる免震構造のマンションです。本物件は、2019年8月に竣工しており「石巻テラス」「デュオヒルズ石巻立町」と同様に、万が一の災害に備え一時避難施設や防災倉庫として利用できる防災広場を備えています。
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石巻テラス
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デュオヒルズ石巻立町
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デュオヒルズ石巻マークス
宮城県塩竈市エリアにおける取り組み
「デュオヒルズ塩竈海岸通」は、当社グループが2013年に海岸通1番2番地区第一種市街地再開発事業に参画後、組合員や行政の皆様と連携し、約6年の期間を経て、販売をスタートさせました。1階に商業施設、敷地内に子育て支援施設や市営駐車場を併設しており、再開発事業における商公住一体型の分譲マンションとして、塩竈エリアの復興および賑わいづくりに貢献しました。

PFI事業を通じた地域経済社会への貢献
当社グループは、PFI事業を推進するうえで「地域経済社会に貢献する」を大きなテーマとして考えています。PFI事業では、施設の建設から維持管理にわたり、地元企業と協力体制を築くことで、地域に直接的な経済効果を提供するとともに、事業期間を通じた地域経済の恒久的な活性化に貢献します。また、地元団体等との連携により、地域とのネットワークなど地の利を活かしたサービス提供の実現を図り、「施設が地域を支え、地域が施設を支える」体制づくりを 目指しています。
大阪府堺市「原山公園再整備運営事業」
本施設は、当社グループを構成員とする原山公園PFI株式会社が「子どもから高齢者まで誰もが健康づくりを楽しむきっかけを作る公園」をコンセプトに再整備しています。当社グループは、維持管理、運営および事業全体のマネジメントを担当しています。住民一人ひとりを元気にする拠点として、新たに屋外プールやフィットネスエリア等を整備することで、地域の活性化に貢献しています。

受託案件例
名称 | 場所 |
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新富士見市民プール整備・運営事業 | 滋賀県大津市 |
原山公園再整備運営事業 | 大阪府堺市 |
東部学校給食共同調理場整備・運営事業 | 滋賀県大津市 |
湖北広域行政事務センター新斎場整備運営事業 | 滋賀県長浜市・米原市 |
宿毛市における小中学校整備事業 | 高知県宿毛市 |
(仮称)静岡市海洋・地球総合ミュージアム 整備運営事業 |
静岡県静岡市 |
水賀池公園整備事業 | 大阪府堺市 |
東部公園のプール再整備・萩山公園の プール跡地活用に関する公民連携事業 |
東京都小平市 |

人々の健康増進と地域コミュニティの活性化
健康増進複合施設「Tomorrow PLAZA」
本施設は、人口減少や高齢化など地域課題の解決に向けて、UR都市機構の「地域医療福祉拠点」および東京都日野市が策定した「日野市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の拠点となります。「環境共生の空間づくり・安全安心で快適な空間づくり・賑わいのある多世代共生」をコンセプトに、商業施設をはじめとする様々な生活利便施設が入居しています。また、スポーツクラブやデイサービス、医療モール等を誘致することで、地域交流や多世代交流の促進だけでなく、人々の健康増進にも貢献しています。

地域資源を活かしたエリア開発と持続的な地域価値の向上
当社グループは、公共インフラの老朽化など地域課題の解決に向けて、行政と連携し、地域の魅力を活かした開発に取り組んでいます。茨城県つくば市の公務員宿舎跡地開発事業では、従来のようなマンション開発に留まらず、隣地の公園を併せてリニューアルしています。地域の課題に向き合い、行政や地元企業、住民と連携しながら、開発エリアの環境保全を意識した開発を行いつつ、整備された住環境を維持・継承する仕組みをつくることで、持続的な地域価値の向上を目指しています。
大阪府堺市「水賀池公園整備事業」公園整備工事に着手
当社グループを代表とする企業グループは、2024年3月、大阪府堺市と「水賀池公園整備事業」の基本協定を締結しました。本事業は、公募設置管理制度(Park-PFI)を活用した都市公園事業及び市有地活用事業で構成されます。
2025年1月30日には水賀池公園の整備工事が着工しており、2027年度の施設オープンに向け取り組みを推進しております。
都市公園事業は、約4.2ヘクタールの公園エリアにカフェ・スポーツ施設などの公募対象公園施設(収益施設)を設けることで、魅力あふれる公園として機能強化を図ります。
そして、市有地活用事業では、約2.3ヘクタールの民間活用エリアに、公園と一体的に機能し賑わいや交流を促進する商業施設と、多様な世代の人口誘導に寄与する分譲マンションを整備します。
当社グループは、事業全体の統括管理業務、新築分譲マンションの開発業務及び維持管理業務を担当します。グループ一丸となって施設整備、維持管理を行い、地域の方々に今まで以上にご利用頂ける魅力ある公園整備と地域活性化に貢献していきます。
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事業全体イメージ
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いわき駅前並木通り複合再開発「並木の杜シティ」
当社グループは、福島県いわき市において、新築分譲マンション・商業・業務施設・駐車場施設等の一体複合開発のプロジェクトである「いわき駅並木通り地区第一種市街地再開発事業」の参加組合員として参画し、2024年11月には住宅棟「ミッドタワーいわき」が竣工しています。これらの施設と緑のプロムナードで構成された駅前エリアが「並木の杜シティ」です。
本事業は、『まちで暮らす。』『まちに集う。』『まちを楽しむ。』が調和した中心市街地をはぐくむ新たな”まち”を再開発コンセプトに、通常のマンション計画だけではなく、建物・遊歩道・広場といった再開発区域全体でのつながり、そこから生まれる人と人とのつながりなど、デザインやハードを通して住む人だけでなく、地域ともつながれるソフトなモノづくりを目指し、推進してきました。
当社グループは、これまでいわき市にて複数のマンション開発を行い、本プロジェクトで4棟目となります。住宅開発を通じた地域活性への貢献をより一層深めたいと考え、2025年4月にはこの並木の杜エリア全体を使った街びらきイベントを開催しました。JRいわき駅前が多くのひとで行き交い、とても賑わいのある1日となりました。
当社グループは、不動産開発だけでなく、事業を通じた地域コミュニティへの貢献や新たな地域価値を共創することができると考え、建物の竣工後も持続的な地域の賑わいの創出に取り組んでいます。
山形県山形市七日町での地域貢献活動
当社グループが参画した「七日町第5ブロック南地区市街地再開発事業」において、2021年3月に、新築分譲マンション「デュオヒルズ山形七日町タワー」及び商業施設「七日町ルルタス」が竣工しました。
七日町は古くから街の中心地として機能してきており、風情ある風景が今も残る伝統的な街です。建物は、それらの歴史と風景と調和させるために伝統色を用いた外観デザインが特徴で、低層部は隣接の観光名所である御殿堰と一体的な景観をつくりました。
本再開発エリア内のマンションと隣接する商業施設は、現在も当社グループが不動産管理を行っています。七日町エリア一体の活性化を目的に2024年から当社グループが主催となり、スポーツとゴミ拾いを掛け合わせたイベント、通称「スポGOMI」を実施しています。
2025年6月には地元企業や学生団体等との共催により規模を拡大した第2回を開催し、持続的な地域活性に貢献しております。