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VISION 03

主力事業のさらなる深化と、
事業ポートフォリオのリデザインで、
持続可能な企業の礎をつくる。
その先にある、
さらなる成長を求めて。

株式会社フージャースホールディングス
管理本部 執行役員 経営企画室 室長 2018年中途入社

YOSHIRO NARUKAMI

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Theme 01

社会の変化に対応し、
私たちは成長を遂げてきた
中期戦略では「住宅」を中心とした経営資源の集中を目指す。

私は、経営企画部門の責任者として、2022年3月期~2026年3月期の5年に渡る中期経営計画(以下、中計)を策定しました。今回の中計では「地方・シニア・富裕層」という大方針を踏襲しつつ、「フージャースの主力事業である分譲事業のさらなる深掘り」というテーマを掲げています。
前回の中計では、大方針に加えて「グループシナジーを生む事業の多角化」を標榜し、分譲事業にとどまらずホテル事業やスポーツ事業、PFI※1事業など多岐に展開し、一定の成果を上げました。
そして今回、新型コロナウイルスの影響等により、働き方や暮らし方の多様化が著しく進み、住まいへのニーズは大きく変化しています。住宅選定の基準が変わりつつある今、私たちの強みである“顧客に徹底的に向き合い新たな価値を生みだす姿勢”を、こうした社会変化においてどう活かしていくのかを念頭に中計の見直しを図りました。これまでも、社会や市場の変化の連続のなかでフージャースは必要な変化を繰り返してきましたが、今回のコロナ禍は、改めて実需住宅の底堅さを再認識する機会となりました。この事実を受け、中計立案にあたっては、分譲事業を中心とした「住宅」に経営資源を集中投下する事業マネジメントを行うことで、財務面の基盤づくりを行うことを戦略の軸に据えたのです。
そして今後、日本は人口減少に伴う地方のインフラ維持の問題など、重大な社会課題と対峙することになります。フージャースは行政と連携した持続可能な街づくりを行う地方再開発や、公共事業を民間の知恵と資金で効率的に行うPFI事業など、これまで私たちが培ってきた地方マーケットへの知見を活かしながら、社会課題を解決していくことで、顧客だけでなく社会全体から必要とされる事業・企業を目指します。 ※1 PFI(Private Finance Initiative):公共事業を実施するための手法の一つ。民間の資金と経営能力・技術力を活用し、公共施設等の設計・建設・改修・更新や維持管理・運営を行う公共事業の手法。フージャースではグループ関係各社との連携の下、全国でPFI事業を展開。

Theme 02

さらなる成長のため、
新たな柱を創り続ける
強固な事業ポートフォリオの
確立

上記に加えて今回の中計では、不動産投資事業・CCRC※2事業を新たな柱として確立することも宣言しています。これは住宅デベロッパーの強みを活かせる周辺分野で、既に芽の出始めている複数の収益の柱を、揺るぎないものとして確立させることを目指したものです。
不動産投資事業では、住宅開発の強みを発揮する分野にて「賃貸」という形態あるいは「投資家」という顧客への戦略で、分譲の周辺領域を拡充していきます。投資家という顧客に対しては、市況によって売却に適した時期とそうでない時期があるため、安定稼働が見込める賃貸住宅は、「保有しておく」・「売却する」、の選択肢を柔軟に決定できる重要なポートフォリオとなり、柱の一つとしてますます拡大させたいと考えます。
またCCRC事業では、分譲とその後の管理に留まらず、新しい商品のリーディングカンパニーとしてこれまで培った開発・運営などのノウハウを発揮することで、ビジネスモデルをさらに進化させ、第3の柱として確立していきます。
その他、マンション管理・スポーツ・ホテル・PFI事業等の既存各事業も、中心に据えた分譲事業を補完しグループとしての全体最適をかなえる事業群として、少しずつ変化をしながら成長を続けます。
さらに、中長期のエリア拡大を企図し、海外事業も推進しています。これまで私たちが国内で事業を通して解決を図ってきたテーマは、これからアジア諸国が直面する課題でもあります。そこで私たちの経験を活かした事業を展開できれば、リスクを最小限に抑えつつ大きなリターンが見込まれます。また米国等の成熟マーケットは、底堅さを期待できるとともに、日本の未来へ新たな知見の獲得が見込まれます。 ※2 CCRC(Continuing Care Retirement Community):高齢者が健康時から介護時まで、移転することなく継続的なケアが保証されるコミュニティ。フージャースではシニア向け新築マンション分譲事業、介護保険事業、シニア向けマンション管理・運営事業を展開。

Theme 03

この中期経営計画を成し遂げ、
盤石な基盤を築く
その先にどんな挑戦をするか、
みなさんに託したい。

今回の中計を達成することで、持続可能な企業になるための盤石な経営基盤を築くことができると考えています。
そのためには、今までお話しした事業面だけでなく、ダイバーシティやリスクマネジメントを含むガバナンスの強化や、脱炭素社会への対応など、企業の体制づくりにも取り組む必要があります。事業を支える管理体制面も両輪として継続的な強化を行い、事業を通して社会課題を解決し世の中から必要とされる存在であり続けます。
そして、5年後に始まる次期中期経営計画にあたる時期は、フージャースがさらに大きく飛躍するジャンプアップのタイミングになると考えています。これから入社されるみなさんが、数年の経験を積んで最前線に立てるようになった頃、次の中計がスタートして大きな仕事にチャレンジできる環境が整えられているはずです。
社長の廣岡は、社内に向けて「フージャースには失敗する権利がある」と公言しています。みなさんには、ぜひその権利を存分に行使し挑戦してほしいと思っています。

株式会社フージャースホールディングス
管理本部 執行役員 経営企画室 室長
2018年中途入社

鳴神 吉朗

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