暮らす人のストーリー

住まいの目の前の公園で
過ごす楽しみも、手入れする喜びも。

2022.08

私たちフージャースは、「公園のある暮らし」をテーマに、2020年11月にデュオヒルズつくばセンチュリーを作りました。
つくば市は、市内に202箇所の公園をもつ公園の街です。しかし、今回の物件の目の前にある竹園西広場公園の利用率が市内でも低いことが気になっていました。そこで、この公園がもっと街の人に使われるにはどうしたら良いかを考えることにしました。これが、「公園のある暮らし」の始まりです。
このプロジェクトは、構想から物件完成まで数えると、約3年にも及ぶプロジェクトとなりました。マンションを作ることに加えて、大人も子ども居心地の良い空間を作ろうと、竹園西広場公園をリニューアル。公園の全面に芝生を敷き、隣接地にはベーカリー&カフェをつくりました。
今回は、そんなデュオヒルズつくばセンチュリーに暮らすTさんの暮らしのストーリをご紹介します。

変化の街 つくば

今から27年前に仕事でつくばに移り住み、途中転勤を挟んで、10年前につくばに戻ってきたTさん。普段は、森林や自然環境に関わるお仕事をしています。長らくの官舎での暮らしを経て、今回デュオヒルズつくばセンチュリーに引っ越しを決めました。

「27年前につくばに引っ越してきた時は、街の風景に計画的に作られた印象を受けました。その後、つくばエクスプレスが開通して、駅前などの再開発で、つくばはマンションの建設ラッシュに。大きく街が変化しています。再開発はまだ進行中ですが、緑も多く、農業も盛んで暮らしやすい街です。娘の進学をきっかけに今回引っ越しを検討した時も、職場があるということはありますが、つくばから出るという選択肢はありませんでしたね」。

公園のある暮らし

つくば駅を中心に家探しを始めたTさん。通勤の途中、偶然にもデュオヒルズつくばセンチュリーを見つけます。また、この時、マンションに隣接する竹園西広場公園で実施している芝生の育成活動「つくばイクシバ!」プロジェクトの存在を知ります。
「マンションの立地が良いことや、隣接している公園で行っている芝生の育成活動を知って気になり、物件を見に行きました。すでにマンションが完成していたので、部屋の内覧もできて、生活のイメージが沸きました。官舎の生活と比較すると、家事もずっと楽になりそうでした。ふとリビングの窓から外を眺めたときに、目の前に竹園西広場公園が見えたんです。その瞬間、マンションなのに自宅に庭ができたような気持ちになって。このマンションにしようと思ったんです」と物件の決め手を話します。

完成したデュオヒルズつくばセンチュリー(2020年撮影)

楽しみ方の広がり

マンションの敷地内には、市内で大変人気のパン屋さん「クーロンヌ」が出店して、「Café Boulangerie Takezono」を運営しています。Tさんも休みの日には利用するそうです。

「休みの日には家族で敷地内のパン屋に出かけて、公園を眺めながらパンを食べることがよくあります。このパン屋さんは、週末朝8時には家族づれでいっぱいになってしまうほど人気なんですよ。マンションにあるブックステーションは本が充実しているので、読書をすることもあります。あとは、ワークスペースで少し仕事をしたり。これは引っ越してからの変化です」。

Café Boulangerie Takezono (2021年撮影)
公園のウッドデッキでパンを食べることができる(2019年撮影)
共用部のブックステーション(2022年撮影)

つくばイクシバ!

マンションと隣接している竹園西広場公園では、毎月1回、第二土曜日に実施されている芝生の育成活動「つくばイクシバ!」プロジェクト(以下、イクシバ)があります。「芝生育ては地域育て」をコンセプトに、マンションが完成する約半年前の2020年6月に設立しました。芝生を「楽しみ、育て、見守り、輪を広げる」活動をこれまで続けてきました。Tさんは入居後から、この活動に積極的に関わり、昨年12月からは副代表を務めています。

「元々、妻の実家の芝生の管理をしていた経験から、芝生を育てる楽しさを知って、イクシバにも参加するようになりました。職業柄なのか、元気に育つ芝を見ていると、肥料や管理方法について、つい研究をしてしまって。公園は行政の持ち物なので、行政との交渉や育成の技術的な部分を担当しています」。

つくばイクシバ!での活動(2022年撮影)

最初は数人で活動を開始したイクシバも、昨年は年間で192人の参加があり、常時20名ほどの人が参加しています。大学の授業がきっかけで参加をした学生もいれば、自分が住むマンションと隣接する公園だから綺麗にしたいと参加するお母さんなど、年代や参加のきっかけはそれぞれです。

「雑草を抜いていると、その作業に没頭して無心になれるんです。それが楽しくて。朝起きて部屋の窓から見える芝生が美しかったり、自分が綺麗にした芝生を子どもたちが走り回っているのを見ると、良いことしたなぁって嬉しくなるんですよ。参加の理由はそれぞれですが、芝生を綺麗にしたいという気持ちや、この作業が面白いと集まっている人が多いように思いますよ」と、イクシバの楽しさを話す表情は笑顔です。

「毎回、活動の終わりにその日の振り返りをしているのですが、こんな草がいて大変だったという話から、小さい頃の公園の思い出話まで、参加者の皆さんといろんな話をするので、自然と関係性が出来上がっていきます。昨年はコロナで活動の規模を縮小していましたが、これからは少しずつ公園を楽しむ活動を広げていきたいですね」。

つくばイクシバ!活動後の振り返り会(2022年撮影)

お話を伺っていて、無理をせずに自分のペースで楽しみながら続けることに、イクシバが続く秘密がありそうです。芝生を綺麗にする活動を通じて、ゆっくりではありますが、マンションや地域とのコミュニティが形成されているのを感じました。
これまでのつくばでの楽しみ方を大切にしながら、新しい我が家を通じてさらに楽しみを見つけたTさん。Tさんの公園のある暮らしは、これからも続いていきます。

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