

家族で過ごす、移住先での穏やかな日々
私たちフージャースグループでは、これまでお客様の「欲しかった暮らし」を見つめ、さまざまな暮らし方の提案をしてきました。
最近では、社会の変化や働き方をはじめとする価値観の多様化により、「移住」への関心が少しずつ高まっています。
今回お話を伺ったHさんご家族は、東京からUターンすることを決めて、デュオヒルズ長野権堂での暮らしを始められました。移住には、周囲の環境や生活リズムの変化など、最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、Hさんは「とても穏やかな気持ちでいられます」と移住後の暮らしについて話します。
今回は、「デュオヒルズ長野権堂」(以下、DH長野権堂)で、家族3人で暮らすHさんのストーリーをご紹介します。
移住という選択
長野県で生まれ育ったHさんご夫婦。東京で長らく暮らし、2025年3月に小学生のお子さまと一緒に長野県長野市へとUターンをしました。
「東京で長らく暮らしましたが、家業を継ぐ話があり2023年の半ばからUターンを検討し始めました。当時は東京都内の戸建てに住んでいましたが、売却の見通しが立ち始め、本格的に長野で家探しを始めたんです」と、ご主人さまは移住のきっかけを話します。
「夫婦二人とも長野県の出身で、子どものころは自然の中でのびのびと育ちました。今は時代の変化もあって、子供も日々せわしなく過ごすことが当たり前に思えますが、子供には、自然に触れられる環境で、遊びや好きなことも通じて成長してほしいという思いもあり移住を決断しました。東京で暮らしていた頃、私はテレワークでしたが、夫は忙しくて、平日に家族3人の時間をなかなか持てなかったことがあり、もう少しゆったりとした時間の中で生活したいという気持ちもありましたね」。
こうしてUターンを見据えて、お二人は自宅の売却と並行して、家探しの準備を始めました。

街も自然も
移住後も夫婦共働きになることを考えて、お二人の新居はご実家からほど近い場所で新たな住まいを探し始めました。都内で住んでいた庭付きの戸建てはお気に入りでしたが、家族3人で暮らすには、少し広さを持て余すこともあったそうです。
「子育ての期間はある程度決まっていますから、子どもが独立した後のことも考えて家探しは始めました。そうすると、広さは3LDKあればいいし、周りに自然があるので今後は広い庭付きの家でなくても良いかもしれない。生活をコンパクトに出来て、かつセキュリティ面での心配が少ないマンションの方がいいと思いましたね」と、奥さま。
今回のDH長野権堂は長野電鉄「権堂」駅から徒歩3分、善光寺仲見世通りまで徒歩13分の立地に位置しています。権堂というエリアでは、善光寺のお膝元として、古くから賑やかさと歴史的な風格を持った商店街が営まれてきました。そんな繁華街と自然の両方が楽しめる立地で、街と自然と、両方を楽しめることも、HさんがDH長野権堂を選んだ理由だったそうです。


「実家との距離を考えて、長野駅からほど近い場所で探し始めましたが、将来売却をする可能性もあることを視野に入れると、DH長野権堂の立地であれば資産価値が保たれると思いました。最初は新築マンションと中古マンションを並行検討していましたが、(当時)このエリアでは新築物件が少なかったこともあり、実際にモデルルームに足を運んだのはこのマンションだけです。子どもが自然と触れ合えることや、自分の通勤時間を考えても良い場所で。奥さんは『絶対にここだよ!』って、最初に見た時から決めていたみたいです」と、ご主人さまは笑顔で話します。
「DH長野権堂は、不動産ポータルサイトで見つけました。早い段階でここだと決めていましたが、お部屋のタイプが色々あって決めきれなかったので、帰省のたびにモデルルームを見学したり、都内でもフージャースの営業担当の方に何度か相談に乗っていただきました。移住ということで悩みも多かったですが、営業担当の方のお人柄や親身に相談に乗ってくれたことも決め手となり、安心して決断することができました」。
コンパクトな間取りで、丁寧に暮らす
元々は4LDKにお住まいでしたが、今回の引越しで思い切って3LDKへ間取りを小さく変更したHさん。意外にも、現在のお住まいの方が快適と言います。
「戸建てに住んでいたときは広さがあるからと、ついつい持ち物が増えていったので、今回の引越しでは断捨離を頑張りました。住んでみたら、私たちにはこのサイズで良かったんだということに気づけましたね。以前よりもサイズダウンしていますが、家族が程よい距離感で、広々と暮らせています」。
奥様は、収納スペースの設計が、広々暮らす秘訣だといいます。
「コンパクトな間取りの中で、収納スペースがきちんと確保されていて、収納量はもちろん、何をどこに収めたらいいのかが分かるように最初から設計されているのが良いですね。洗面台の収納も細かく仕切られていますし、ハウスワークスペースにはお掃除ロボットや背の高い掃除道具まで収納できたり。自分で収納用品を買い足さなくても、全て収まることに驚きました。暮らす人の目線で家事動線なども意識してつくられているとモデルルームで営業担当の方から聞いていましたが、さすがだなと」。


「これまで何度も引越しを経験してきましたが、その中でも一番便利かもしれないね。以前は、家が広くても物が出しっぱなしでしたが、今は綺麗に収納できるのが魅力です。柱の収まりも綺麗で部屋の四隅のペースが確保されているので、家具を置いたり掃除で困ったりもないしね」と、ご主人さまもご満足されている様子です。
Hさんの暮らしで目を引くのが、物が綺麗に収められていることと、そして丁寧に選ばれた家具です。ここにもHさんご家族ならではのこだわりがあります。
「前の家よりも小さくなるので、今回の家に合わせて家具は買い替えました。長野では買えないものもあるので、東京にいる時から選んで、長野で買う方法を検討したり。ああでもないこうでもないと夫と話して決めるのは楽しかったですね」。
「住み始めて約3か月、まだ家具は全て揃っていないんです。マンションを購入した際に壁紙の色を変えたり他にも一部オプションを利用して工夫をしたので、暮らしてみて、どんなものが合うかじっくり選んでいる最中で。家を一つひとつ作り上げる楽しさがありますよ」。
ゆっくりと流れる日々の時間
移住して3ヶ月が経過したHさん。暮らしにも変化が生まれたとご主人さまは言います。
「一番の変化は、家族で過ごす時間が多くなったことです。濃くなったというか。仕事から帰る時間が早くなったこともあり、平日も週に2日ぐらいは家族で商店街や長野駅まで出かけて、夕飯がてら街の散策を楽しんでいます。東京に住んでいた頃は、自然を求めて土日にキャンプに行っていましたが、今は自然が身近な存在になったので、ゆったりと近所を散歩したりもするようになりました」。
「時間の流れがゆっくりになったことは、家族にとって、良い変化だと思います。以前は子どもの習い事や、学校のことなど周りに急かされていたように感じます。ここでは時間の流れがゆるやかで、落ち着いて考えを整理できたり、一つ一つのことを自分で丁寧に決断できるようになったように思います。気持ちが穏やかでいられるんです」と、奥様。

最後に今後はこの場所で、どんな暮らしを楽しみたいか伺ったところ、バルコニーがお気に入りというお二人から、こんなお話が。
「バルコニーが広くて、開放感があって。時々キャンプ用の椅子を置いてくつろいだり、周囲への配慮は必要ですが、活用のしがいがありますよ。友人にもこのバルコニーは好評です」。
「景色が凄く綺麗で、バルコニーから北アルプスが見えるのがお気に入りです。引っ越した当初は少し雪が山に残っていて、今は新緑になってきました。四季の移り変わりを家族と楽しみたいです」。景色を見ながらお二人は話します。
今回の取材では、ご家族で長野へとUターンをしたHさんにお話を伺いました。移住というとお仕事が落ち着いた世代でのイメージもあるかもしれませんが、その裾野は広がっています。また移住を機に暮らしを見つめ直し、自分たちに一番良い暮らしのサイズを見つけたというお話も印象的でした。
フージャースグループはこれからも、社会の変化に寄り添いながら、多様に広がる暮らしのあり方を見つめていきます。

